利子率革命 2009 5 10

書名 100年デフレ (文庫版)
著者 水野 和夫  日経ビジネス人文庫

 今回の未曾有の経済危機に際して、
多くの人が、歴史を振り返るために、
1929年まで遡っています。
 しかし、歴史を検証するならば、
1929年では不十分だと思います。
中世から現代までを検証する必要があると思います。
 「100年デフレ」と聞くと、
何だか、未曾有の経済環境がやってくるように思えますが、
この本にある図表によると、
100年デフレのようなものは、過去に数回あったのです。
 最近、先進国は低金利政策となっていますが、
こうした「超低金利」は、過去にもあったということ、
そして、このような「利子率革命」は、
体制移行期に起きていると指摘しています。
 現在、世界同時低金利と言われています。
これは、単に金融政策に留まらず、
「今、世界は体制移行期にある」と言えるかもしれません。
大げさに言えば、世界同時低金利が、
新文明到来を知らせる鐘の音となっているかもしれません。














































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